免疫力~その1~ 2021/07/24 みなさんが、よーく耳にする「免疫力」について、改めて考えてみたいと思います。 よくご存じの方はスルーして下さい。 生物はみんな、自分の体内に病原菌や自分以外の物質が入ってきた時、また自分の細胞がガン化して異常な細胞になった時、それを認識して ” やっつける ” ことで自分の身体を病気から守ることが出来る多くの仕組みを持っています。 これが「免疫」です。 免疫は重層構造になっていて、病原菌が体内に侵入してくるまでには、それを防御する沢山の関門があります。 まず最初の関門は身体の一番外側の皮膚、その内側の粘膜です。 この粘膜がウイルスや細菌が入ってくる入り口であり、免疫の主戦場と言われています。 (侵入させない為の防御ライン。) 特に、上気道と小腸の粘膜がポイントになります。 そこで重要なのが「粘膜免疫」です。 リンパ球 B細胞から作られるIgAという免疫グロブリンAが主役となり、それぞれの粘膜を守り感染を防御してくれます。 粘膜免疫を高めるには、バランスの良い食事が必須ですが、乳酸菌など菌類のように免疫細胞が「病原性ではないけど異物」と判断した場合、その刺激でIgA促進しIgAの量を維持してくれます。 これも免疫力を上げる術ですね。 そして口腔ケアも忘れずに。 病原体が粘膜をくぐり抜け組織の中まで入り込んできたら、次の免疫細胞が登場します。 次回に続く・・・ すがはら接骨院+整体院 菅原 亘哉尚 084-966-8395